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東方海恵堂 ~ Marine Benefit./宴の従者/剧情/缠

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< 舞ノ二   宴之从者 

主人公
「結局、ただ忘れてほしくなかっただけ…と?」
「到头来,只是不想被忘记而已…吗?」
 私は今、海恵堂の中にいる。周りには今まで出会ったたくさんの従者たちがついていて、時には絡み付き、時にはお酌をしようと寄り添ってくる。
 我现在正在海惠堂里。身边是迄今为止见过的许多从者,时而劝酒,时而为了斟酒而上前。
花锦
「姉様も人が悪うおますなぁ。妹らに隠して事を進めるやなんて」
「姐姐也真是的。居然瞒着妹妹们搞这种事情。」
尾张
「本当は巻き込むつもりはなかったのだがな…さすがに上客の楽しみを無下にも出来まい」
「本来没有把你们卷进来的意思…但是上宾的趣味也没法拒绝。」
 そう言って尾張さんが客座の乙姫様を見る。
 说着,尾张向客座的乙姬大人看去。
乙姬
「ここは人外のテリトリーだからね。そこに来られた人間がどんな風にここで遊ぶのか興味が湧いたのよ」
「这里是人外的领地呀。我对来这里的人类会以怎样的方式游玩很感兴趣。」
海琴
「乙姫様は楽しみをご所望でしたか、すみません、こちらの配慮が足りず…」
「乙姬大人想找乐子吗,抱歉,是我考虑不周…」
「お母様のせいではありません!気配りを怠ったのは私の方です!」
「不是母亲大人的错!考虑不周的是我才对!」
 海神様とその娘が乙姫様に謝辞を告げる。乙姫様はと言うと、そんな二人を楽しげな目で見ている。相変わらず、いたずらっぽさが抜けないのは、どういう意味があるんだろうか…?
 海神大人和她的女儿向乙姬道歉。乙姬大人又用快乐的目光看着两人。她那恶作剧般的神气还是老样子没变,到底是什么意思呢…?
花锦
「さてお客さんも少し飲みなはれ。ここまで明かしたのならもう敵とはちゃいますし、ここは一蓮托生の祝いと言うことで、いかがどすか?」
「客人也多喝点。真相已经全部揭开,不会再有敌人了;而且也是祝贺我们生死与共,怎么样?」
主人公
「は、はぁ…」
「好、好的…」
花錦さんのしなやかで隙のないお酌が私にあてがわれる。こう言う絶妙な間や真摯な所が海恵堂のおもてなしなんだろう。
花锦灵活而又无懈可击的祝酒贴了上来。这种绝妙的时机与真挚的情感,就是海惠堂的待客之道吧。
主人公
「…所で、どうして私は百数十と言うここに来た記憶を忘れてたんだろう?」
「…话说,为什么我会忘掉成百次来这里的记忆呢?」
乙姬
「それは私から話しましょう」
「这个我来解释吧。」
 疑問を投げ掛けるや否や、乙姫様がない胸を反らせて自信ありげに答える。
 刚要提出疑问,乙姬大人挺起了不存在的胸部,自信满满地回答道:
乙姬
「最初は"海恵堂に来る=私の所に来る"だけだったんだけど、それじゃあ面白くないし、ただの人間に色々委ねるなら少しくらい難題がある方がいいかなー…って思ったのよ」
「一开始只设置了“来海惠堂=来我这里”,但这一点也不好玩,既然要委托给普通人类的话还是有些难题为好…我这么想。」
 にやにやする乙姫様。自分から聞いておいてなんだが、この話あまり先を聞きたくない。
 乙姬得意一笑。虽然是我问的问题,但答案我不怎么想听下去了。
乙姬
「だから、一つ因果を加えたのよ。"尾張が人間と出会わない=関わったモノの記憶は巻き戻される"ってね」
「所以我又增加了一个因果。“尾张遇不到人类=相关记忆会卷回”。」
主人公
「記憶は巻き戻されるって…じゃあこの皆さんも…?」
「记忆卷回…所以这里的大家都…?」
乙姬
「んーと、たぶん巻き戻しを受けなかったのは尾張と花錦…あと海琴と恵位じゃないかな?」
「嗯—,没受卷回影响的大概只有尾张和花锦…还有海琴和惠吧?」
海琴
「私たちは巻き戻す間でもなく人間とは会いませんからね。あの部屋以外では」
「我们不用卷回,也见不到人类啦。毕竟只能在那个房间。」
「会話がちぐはぐになるのが大変だったわ」
「对话要是前后矛盾可就不好了。」
主人公
「けど、どうしてそんな…自分達を覚えてもらうために記憶を巻き戻すなんて本末転倒なんじゃ…」
「但是,为什么要…明明是为了让自己被记住,却连记忆都卷回,不是本末倒置了吗…」
乙姬
「まあ"ここにいるあなたには"意味のわからない事でしょうね」
「嘛,对“坐在这里的你”来说是莫名其妙的事情吧。」
主人公
「ここにいる…?」
「坐在这里…?」





































―――あなたは、本当のあなたは今この文章を読んでいるんでしょう?その目は何回あの遊びを見てきたの?

―――まさか"私"と言うのがただの文字上の存在だと思った?

―――"私"は"あなた"。今この文章に目をやって、物語と共に二つの音楽を聴いたであろうあなたよ?

―――あなたは八百比丘尼の白椿を物語の中から探しだして、小さくリンクされた隠し部屋に入った。そこで鍵と共にこの物語を得た。もっと分かりやすく言えば、宴の従者の記事一覧からヒントを掘り出して、今このファイルを開いている。


―――そう、私"乙姫"が"あなた"と呼んでいるのは、今このテキストファイルを読んでいる"あなた"の事よ?
———你,真正的你,正在读着这篇文章对吧?你的眼睛看过多少次那场游戏了呢?

———你莫非以为,“我”说的只是纸上的文字吗?

———“我”是“你”。你在看着这篇文章,和故事一起听着两首音乐对吧?

———你从故事里找到了八百比丘尼的白椿,点开了小小的链接,进入了隐藏房间。然后获得了钥匙,以及这篇故事。说得更清楚一点,你从“宴之从者”的页面上找到了线索,打开了这个文档。


———没错,我“乙姬”,所称呼的“你”,是正在阅读这篇txt文档的“你”哦?
乙姬
「…だから、物語の中のあなたは名を名乗れない。だって読む人で名前は変わるんだから」
「…所以,故事里你没有名字。因为读者的名字会变嘛。」
海琴
「そして"あなた"は私達を見つけた。今、誰かがこれを読んでいることこそが、乙姫様の狙いです」
「而“你”看见我们了。现在,在读着这个的人,才是乙姬大人的猎物。」
尾张
「私達"海の姉妹"は、お前にここまで来てもらうようにと思って迎えたのだ。何度も亀になるのは骨が折れたがな」
「我们“海之姊妹”,希望你能来到我们这里。变成那么多次乌龟真是累死了啊。」
海琴
「この娘…"海 尾張"やその妹たちは、海神と人魚の間の子…その中でも尾張は海神としての力を強く受け継いでいます」
「这孩子…“海尾张”和她的妹妹们,是海神与人鱼的孩子…而其中,尾张继承了最多海神的力量。」
「この娘たちは、お母様の血と私の鱗から生まれた神造人魚…特に尾張はお母様よりの力を携えてたから、彼女を長女とした」
「这些孩子们,是从母亲的血和我的鳞中诞生的神造人鱼…特别是尾张,获得了母亲大人最多的力量。毕竟她是长女呀。」
尾张
「そして私がお前を呼び込んだのだ。幾度となく因果を繰り返したかのようにな」
「而我召唤来了你们。正如不知轮转了多少次的因果一样。」
―――そう、この話は"あなた"の物語。


―――因果の繰り返しは"あなた"がここに至るまでに読んだ回数。


―――そして、本当に忘れないでほしいのも"あなた"
———没错,这是“你”的故事。


———因果轮回的次数,正是你抵达这里之前阅读的次数。


———而我们不希望去忘记我们的人,正是“你”。
乙姬
「あぁ、因果を繰り返すときの薄ぼんやりした一言は私よ。毎度毎度言わされるから疲れたわ」
「啊,因果轮回时那句模糊不清的话是我说的啊。每次每次都要说,真是累呀。」
―――それじゃあ、長らく付き合ってくれたあなたにはそろそろお別れを言わないとね。さすがに長く付き合わせ過ぎたわ。6ヶ月くらいね。


―――また、何処かで会えるといいわね。


―――


――


―――那么,陪了我们这么久的你,也是时候说再见了。这么久也实在是太过了。六个月了呢。1


―――愿与你在别处再会。


―――


――


注释

  1. 原版发表小说的间隔。
< 舞ノ二   宴之从者