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东方外来韦编/2019 Autumn!/鬼形兽访谈
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__DIALOGUE__ * 该内容于杂志中页数：007-009 * 翻译：[[用户:京都人形]] ja ＺＵＮインタビュー Strange Creators Interview 01 zh ZUN Interview Strange Creators Interview 01 xx ja シューティングゲームとして爽快な仕上がりながらストーリーはなかなか難解な内容の「鬼形獣」。 その狙いは、いかなるものだったのだろうか。 zh 「鬼形兽」作为射击游戏体验十分爽快但剧情却相当难懂。 其意图，到底为何。 ja 畜生界とは、畜生とは何か zh 畜生界、以及畜生是什么 char —— ja {{color:green|「鬼形獣」開発おつかれさまでした。今回はずいぶんと「撃つ」ことを進化させたシステムだったような印象です。}} zh {{color:green|《鬼形兽》的开发工作辛苦了。这次游戏给人的印象是让“射击”这件事情进化了的系统。}} char ZUN ja システムは大して変わってないですよ。弾に当たって死ぬんだもの。そういう部分を覆しちゃうゲームはいっぱいあるけど、東方に関してはそこは変わらないと思います。まあ自分で作っていても不思議なゲームだなとは思いますけれど。 zh 系统并没怎么变化。中弹就会死，仅此而已。有很多游戏反其道而行之，但我认为对于东方这点是不会改变的。虽然我自己在制作的过程中也觉得这是个奇妙的游戏。 char —— ja {{color:green|いや本当に。こういう結末にしようというのは、最初から決まっていたんでしょうか。}} zh {{color:green|真的是。您从最初就决定好，结局会是这样吗。}} char ZUN ja 開発を始めるまではいろいろな可能性を考えていたけれど、作り始めてからは変わっていないです。最後まで決めてから作りますから。 zh 直到开发开始之前我都想过多种可能性，但一旦开始制作就没变过了。我制作之前从头到尾都会确定下来。 char —— ja {{color:green|いくつか新しい設定や世界が出てきました。地獄に行くかと思ったら地獄じゃないところに行ったし。}} zh {{color:green|这次出现了几个新的设定和世界。本以为会去地狱结果去了个不是地狱的地方。}} char ZUN ja 大きく見たら地獄の一つですよ、畜生界も。 zh 宏观上来看也是地狱之一，畜生界。 char —— ja {{color:green|そうなんですね。}} zh {{color:green|是这样啊。}} char ZUN ja とにかく地獄はめちゃくちゃ広いんです。霊をたくさん受け入れられる。それこそ無限に広いんです。畜生界はお隣って言っているけど、まあちょっとだけ分かれてる、程度の感覚です。 zh 地狱总之就是非常辽阔。能够容纳很多灵。也可以说是无限广阔。虽然作品里说畜生界是隔壁，但也就是稍微有些分别，这种感觉。 char —— ja {{color:green|分かれているっていうのは、どういう？ 明確な境があるんですか。}} zh {{color:green|分别是指，什么呢？有明确的界线吗。}} char ZUN ja うーん、地獄がとにかく広いから、境目があったとして、それがちょっと混ざっててもわからないよね。 zh 呃，因为地狱非常广大，就算有界线，也可能是混在一起的。 char —— ja {{color:green|背景は圧倒的に違いましたけれど。 }} zh {{color:green|背景倒是压倒性地不同。}} char ZUN ja そこはゲームだから（笑）。地獄はわりと地獄らしい地獄のイメージです。 zh 因为这毕竟这是游戏（笑）。地狱就是很有地狱风范的感觉。 char —— ja {{color:green|めちゃくちゃ骸骨がそこら中に埋まってますけど。}} zh {{color:green|能看见超多骷髅埋在各个地方。}} char ZUN ja それに加えてものすごい風が吹いてる。まあ、どっちもプレイヤーから見たら地獄ですよ。地獄のどこかはあまり問題じゃない。キャラたちもそういう風な認識で見ています。 zh 而且还在刮超大的风。不论如何，从玩家角度来看两边都是地狱。具体是地狱的什么地方并不重要。本作中的角色也是这样看待的。 char —— ja {{color:green|なるほど。}} zh {{color:green|原来如此。}} char ZUN ja 地獄こそが一番懐が広くて、誰でも受け入れる場所ですよ（笑）。広すぎるからめちゃくちゃで、いろいろな奴がいろいろな場所で幅を利かせてるんです。 zh 地狱才是心胸最宽广，能够接纳任何人的地方（笑）。因为过于宽广所以非常混乱，各种家伙雄踞一方。 char —— ja {{color:green|その中で割と革命的なことが起こっていた、というのが今回の顛末と。}} zh {{color:green|其中这次故事里发生的事情，是比较革命性的。}} char ZUN ja あれはなんだろう、ちょっと難しいですよね。プレイしただけでは分かりにくいかもしれない。 zh 那个怎么说呢，不太好表达。光玩过一遍可能不太好理解。 char —— ja {{color:green|どうしたら分かるんでしょうね。}} zh {{color:green|怎样才能理解呢。}} char ZUN ja うーん、そこに住んでる人の感情が無いからね。みんな基本が畜生だから、ちょっと理解しづらいんです。それに、あの世界にいるであろうたくさんの動物霊たちの感情も、全然伝わってこないですし。 zh 呃，毕竟因为没有描写住在那里的人的情感。因为基本上大家都是畜生，所以不太好理解。而且，在那个世界里的众多动物灵的情感，也没有很好地表达出来。 char —— ja {{color:green|唯一、オプションになった子たちはそういう情報が読み取れた気がします。「名前を付ければよかったかも」という話も頷けるというか。}} zh {{color:green|那些成为子机的动物灵，倒可能是唯一能让人获取这样的信息的。也能够理解为什么您会说“要是给他们起名就好了”。}} char ZUN ja でも名前を付けると、ゲームを始めるときの動物霊を選ぶ時にキャラ名が出ることになっちゃって、それはそれでどういう設定なんだってなっちゃうんですよ。かといって霊夢たちと話しはじめるときに自己紹介を始めちゃうのもなんだかなあって。付けてあげても良かったけど、出すタイミングが無かったんですよねえ。 zh 但是一旦起了名字，游戏开始时选择动物灵的时候就会出现那些角色名，这就更加让人对设定云里雾里了。即便如此一开始动物灵和灵梦她们开始对话的时候进行自我介绍也很怪。虽然觉得可以起名字，但没什么可以让名字登场的机会。 char —— ja {{color:green|たしかに。}} zh {{color:green|确实。}} char ZUN ja しかも最終的にはその動物霊に乗っ取られてボスとそいつが戦い始めて、プレイヤーも主人公も置いてけぼり状態ですからね。 zh 而且最终主角会被那个动物灵控制开始和BOSS战斗，玩家和主角都被撂在一边。 char —— ja {{color:green|自機もプレイヤーも道具にされてる感じはあります。}} zh {{color:green|感觉自机和玩家都只是工具。}} char ZUN ja でも憑依で性格まで変わっちゃうから、それでいいと思いこんじゃうんですよ、主人公たちも。乗っ取られながら「そうだなあ」って思っちゃう。そうするとやっぱり、遊んだ人は複雑な気持ちになりますよね。これはなんだったんだろう、って。ちょっと凝った感じのことをしてみようと思ってはいるけど、スッキリしないんです。 zh 不过因为凭依，连性格都变了，所以主角们也会觉得这样无所谓。一边被控制一边想“原来如此”。这样一来，玩家的心情会比较复杂。会觉得，这到底是什么啊。我虽然想做些比较精巧的事情，但并不是很令人满意。 char —— ja {{color:green|特に何かが解決しているわけではないというか。}} zh {{color:green|最后问题也没怎么解决。}} char ZUN ja ストーリー的にも始まったのか終わったのかもよく分からないですし。なんていうんだろう、ゲームの味である「雑味」の部分だけが、たくさんある感じ（笑）。 zh 剧情上也不知道这是开始还是结束。怎么说呢，这游戏里面，只充满了游戏特点之中“随便”的部分（笑）。 char —— ja {{color:green|そうは言いながらも、わざわざ地獄の中で畜生界という場所を設けた意図はあると思うんですよ。}} zh {{color:green|就算这样说，特意在地狱之中设置一个畜生界这样的场所应该也是有所意图的吧。}} char ZUN ja 畜生とはなんぞやから始まりますよね。動物的なものっていうのはどういうことなんだろうって考えた結果、素直に出した部分とひねくれて出した部分が現れているんだと思います。まず自分の欲求には素直である。傍若無人。でも畜生界にやってくる動物霊は元家畜とかもいるわけですよ。だから奴隷でもある。そういう二つの反発する要素は両立できるんですよ。それが「ヤクザ」なんです。 zh 得从畜生是什么开始说起。我在思考到底什么是动物本性之后，主要分成了直率的部分和扭曲的部分。首先会忠实于自己的欲望。旁若无人。不过来到畜生界的动物灵也有原本是家畜的。所以也是奴隶。这两个相斥的元素其实是可以共存的。那就是“黑帮”。 char —— ja {{color:green|なるほど！}} zh {{color:green|原来如此！}} char ZUN ja やりたいことをやっているように見えて、戒律が厳しくて本当にやりたいことはおいそれとできない。たとえば今現実にあるヤクザは、どちらかというと反社会的な存在ということになっているけど、それが社会そのものだったらどうなるんだろうっていうことだよね。政府とかなんてない。何処が誰のシマになっているのかを争っている。上の言うことは絶対でね。そんな感じで、ヤクザ社会が無いと成り立たない状態になっているのが畜生界。そして、そういう社会を破壊しようとしてくるラスボス。 zh 看似可以为所欲为，但因为戒律很严格并无法真的为所欲为。比如说现实中的黑帮，现在大多都被视作是反社会的存在，但如果他们就是社会那又会怎么样呢。并没有政府。互相争抢地盘。上级说的话就是绝对的。像这样，畜生界没有黑道社会是无法维系的。然而，最终BOSS想要破坏这样的社会。 char —— ja {{color:green|あっちはあっちでヤクザじゃないですかね？}} zh {{color:green|那边某种意义上不也是黑道吗？}} char ZUN ja ヤクザ以下だよね。だから戦うことになる。別世界からやってきた謎の勢力ですから。全ての霊は要らなくなってくる。 zh 黑道还不如。所以会发生战斗。因为是来自异世界的谜之势力。所有灵都会变得不必要。 ja 偶像崇拝＝アイドルネタ zh 偶像崇拜=偶像梗 char —— ja {{color:green|今回の作品ではアイドルネタがちょいちょい出てきたんですが、あれは結局ブラフというか見せ球みたいなものだったのでしょうか？}} zh {{color:green|这次作品中有不少偶像梗，那些到底是虚张声势还是误导性的线索？}} char ZUN ja あれはあれで狙いではあります。テーマの一つなので。ずっと偶像崇拝の話をしたかったんですよね。ラスボスの二つ名だって、最初は「アイドルマスター」にしようかって思ってましたから（笑）。 zh 那些是故意的。这是本作主题之一。我一直想讨论偶像崇拜的事情。最终BOSS的称号，我最初也考虑是“偶像大师”（笑）。 char —— ja {{color:green|あっはっは（笑）。}} zh {{color:green|啊哈哈（笑）。}} char ZUN ja どうにかしてその単語を入れようかと考えてたんだけど、さすがに避けました。あ、「マスター」というよりは「P」、プロデューサーのほうだったんですよね。アイドルを作る側ですから。ただのこのネタは単に露骨なうえにストーリーともあまり関係も無いのでボツになってね。まあそんなわけで、アイドルネタ自体はブラフという訳ではないんです。だからあえて１面から「アイドル」が登場していて、ラスボスにちゃんと絡めてるんです。 zh 我原本一直想把这个词想方设法放进去，但最后还是觉得算了。啊，比起“大师（Master）”更不如说是“P”，制作人（Producer）。因为是制作偶像这一方。但这个梗不仅过于露骨而且和剧情关系不大因此最终就放弃了。总之，偶像梗本身并不是误导。因此第1面就有“偶像”登场，和最终BOSS产生联系。 char —— ja {{color:green|なるほど。}} zh {{color:green|原来如此。}} char ZUN ja 今回のお話としては分かりやすいテーマがあるとかではなくて、とにかくああいった世界がある、というお披露目なんです。その世界には風刺をはじめいろいろなものが入ってますけど、作品自体で何を見せたいかと言ったら特に無くて、「畜生界という世界があって、いろいろと要素が拡がってるよ」というのを見せる。 zh 这次的剧情并没有什么显而易见的主题，仅仅是向大家展示，有那样的一个世界。在那个世界中有包含讽刺在内的各种东西，但这个作品本身并没有什么特别想表达的内容，仅仅是展示“有畜生界这么一个世界，里面充满了各种要素”。 char —— ja {{color:green|５、６面のような状態の世界かなという気もしたんですが。}} zh {{color:green|我以为那个世界一直是5、6面那种状态。}} char ZUN ja そこはもちろんゲームとしての演出的な見せ場ではあるけれど、作品そのものの見せ場ではないね。 zh 那个自然是游戏演出上的一个看点，但并不是作品本身的看点。 char —— ja {{color:green|少なくともヤクザ組織の抗争ではないのではと。}} zh {{color:green|至少重点不是黑帮之间的抗争。}} char ZUN ja 後半のステージはまあ、たまたま世界遺産になったしタイミングはベストだなってくらい（笑）。いままでの僕に限らず、５面と６面の音楽は逆なんです。地獄がしっとりとした曲調で、畜生界は激しいイメージなの。前だったらそうしてたんだけど、今回は反対にしているところが面白いところかなって。動物霊たちがもはや動物じゃあなくなってる。あれはもう人間と一緒ですよね。「畜生界」の畜は「社畜」の畜だから。そこから解放してくれる偶像たち……ＡＩが畜生労働から解放してくれる、そのＡＩを作るのはラスボス、というね。 zh 关于后半部分关卡，恰巧成为了世界遗产仅仅觉得真是绝佳的时机（笑）。我并没有拘泥于我以往的作风，5面和6面的音乐是反过来的。地狱是平淡的曲调，而畜生界则是激烈的感觉。过去我可能会那样做，但这次觉得反过来会比较有意思。动物灵们已经称不上是动物了。他们已经和人类差不多了。“畜生界”的畜是“社畜”的畜。而将人们从中解放的偶像们……AI将人们从畜生劳动之中解放出来，而制作那些AI的则是最终BOSS，这种感觉。 char —— ja {{color:green|でもそのラスボスを呼び寄せたのは人間（の霊）ですよね。}} zh {{color:green|但叫来那个最终BOSS的则是人类（的灵）。}} char ZUN ja 動物霊的には人間は神に支配されているように見えるし、実際そうかもしれないし、どっちが正しいかはわからないんです。今でしか理解しづらい設定というかニュアンスが多いんですよね、今回。このゲームではそこには結論は出していないんです。 zh 对于动物灵来说人类看起来就像是被神明支配，实际上可能也是如此，具体怎样不得而知。这次，有很多不像这样讨论一下就很难懂的设定或者说是寓意。游戏里面并没有对此给出结论。 ja 各ステージについて zh 关于各关卡 char —— ja {{color:green|各ステージについて軽く聞いていきますが、まずSTAGE1はなんというか……いろいろ酷くないです？}} zh {{color:green|我来简单问一下各个关卡，首先关于STAGE1……不觉得各种意义上都很过分吗？}} char ZUN ja 水子霊ですね。亡くなった後に楽しそうにしているほうが救われるかなって。主人公側は完全に悪役ですけど、動物霊に乗っ取られてるっていうことを表現するためにね。みんな動物だから攻撃的な内容なんです。登場人物たちが、個人に対する感情がほぼ無いというか、あまり感情で動いてないんでしょうね。セリフは一見するとそう見えますけど。怒りも悲しみも無い。でも、そうじゃないと弾幕は無理ですよね。真剣に戦ってるのにあんなスペルカードなんて使ってられない。あくまでごっこ遊びなんです。戦いに勝った負けたが命に関わらないというか、そんなに大切じゃない。必死さはないんです。 zh 是水子灵。我觉得死后开开心心的样子算是一种救赎。主人公完全是反派，但为了表现被动物灵控制的样子因而剧情特意做成了这样。大家都是动物所以内容非常地攻击性。可以说登场人物们，几乎没有什么对于个人的情感，或者说并没有凭情感行事。台词看起来是这样的。没有愤怒也没有哀伤。不过，不这样是无法弹幕对决的。认真战斗起来并不会使用那样的符卡。这些都只是游戏。战胜战败也好并不会关乎性命，或者说并不那么重要。并不会拼命。 char —— ja {{color:green|２面はボスが牙をむいてくる感じあります。}} zh {{color:green|2面有种BOSS突然亮出獠牙的感觉。}} char ZUN ja そこは分かりやすく三途の河の恐怖を出したいところですよね。 zh 这个很简单易懂，表现的是三途河的恐怖。 char —— ja {{color:green|そういえば三途の河には古代魚がいっぱいっていうのは、どういうことなんでしょう。}} zh {{color:green|说起来三途河里面有很多古代鱼，是怎么回事。}} char ZUN ja 死んだ、絶滅して居なくなった魚たちがいっぱいで。魚たちは死んだ後も地獄にも冥界に行けないで……。僕の考え的には、魚や虫はちょっと別枠なんです。三途の河は海水も淡水も汽水もなんでもありですが、まあ世界的な量を考えたら海水のほうが多いんでしょうね。あまり河っぽくもないですし。まあ、ここでも動物を出したかったっていうだけなんですよね。１面だって、クラゲをね？ まあどちらかというとヒルコなんですけど、動物というか生き物モチーフを出したかった。２面の牛が一番動物っぽいね。 zh 全都是死了、灭绝了不再存于世上的鱼。鱼死后既无法前往地狱也无法前往冥界……我的脑海中，鱼和虫是特别的。三途河既有海水也有淡水也有混合的水域，但按照世界上的量来考虑的话海水可能更多。三途河也没什么河的感觉。不过，我也只是想在这里让一些动物登场。就算是一面，也有水母？要说的话其实是蛭子，但我想让动物或者说是生物的意象出现。2面的牛最有动物的感觉。 char —— ja {{color:green|３面も鶏で、分かりやすいというか。頭にも別の鶏が乗ってますし。}} zh {{color:green|3面也是鸡，很好懂。头上也顶着鸡。}} char ZUN ja 基本的に鶏ってあまり良いイメージが無いですよね。「チキン」って言ったら強くはなさそうじゃないですか。あとはもう食べるイメージくらいしかないから、偉い感じにしてみました。 zh 基本上鸡不会给人留下好印象。说人是“鸡”感觉就很弱。再有就是食物了，所以我反而设计成了雄赳赳的感觉。 char —— ja {{color:green|なるほど。}} zh {{color:green|原来如此。}} char ZUN ja まあ、鶏としてキャラに選ばれてますけど、ほとんど鶏は関係なくて、どちらかというと境界を見張る人、分ける人、見渡す人。いろいろ語源に説はあるらしいですけど、あいまいな感じもまたぴったりかなって。水を分けるから「みわたす」とかね。語感も似てるし。ノドの病気を治す感じ。そういうことを考えるのは面白くてね。なんにしても良い神様です、悪意が無い。 zh 不过，虽然角色是作为鸡被选中的，但和鸡几乎没什么关系，要说的话是监视边境的人、区分的人、瞭望的人。她的姓的语源有多种说法，我觉得这种暧昧的感觉也正合适。因为分水所以是“瞭望（miwatasu）”之类的<ref>miwatasu汉字也可以写成水分</ref>。读起来的感觉也很相似。治疗喉咙疾病的感觉。思考这些事情是很有意思的。她是设计成什么形象都可以的神明，并不具有恶意。 char —— ja {{color:green|４面から曲もゴリゴリになっていろいろと地獄感出てきます。}} zh {{color:green|从4面开始，曲子也变得粗犷，地狱的感觉渐渐出来了。}} char ZUN ja むしろ地獄を味わえるのはここだけっていう。長いよね。道中的には４面が鬼門かもしれない。しんどさを味わってもらって。でもボスは簡単になるようにしています。逆に５面は道中は簡単でボスが難しい。 zh 不如说能体验地狱的只有这里。很长吧。从道中的角度来说4面可能是最大难关。让人体会到辛苦。不过BOSS我设计得很简单。反过来5面道中简单但是BOSS很难。 char —— ja {{color:green|吉弔のスペルカードのほうがキツくないですか？ 最初のと最後のが。}} zh {{color:green|难道不是吉吊的符卡更难吗？尤其是最初和最后那个。}} char ZUN ja どっちも確かに難しいかもしれない（笑）。でも吉弔の「龍紋弾」は会心の出来で、ギリギリの範囲で抜け道があるのがすごく綺麗なんです。でも、その分難しい。ストーリー上のラスボスの一人みたいなものなので、そういう難しめの弾も用意してます。東方の世界では龍は強いので仕方ないですね。まあボム使えばいいんです（笑）。食えない、慇懃無礼な奴です。 zh 确实可能都很难（笑）。不过吉吊的「龙纹弹」完成的质量非常高，能够勉强有一个逃脱的路线也非常漂亮。不过，符卡也相应地变得很难。她算是剧情上的最终BOSS之一，所以也准备了这种比较难的弹幕。东方的世界里龙很强所以没办法。不过只要使用Bomb就好了（笑）。她是个狡猾、两面三刀的家伙。 char —— ja {{color:green|５面はいきなり大都会なんですが。}} zh {{color:green|5面突然就来到了大都会。}} char ZUN ja いいでしょう？ ああいう感じ。文明が行き過ぎるとこうなるという、わかりやすいディストピア化が進んでいるわけです。その先に待ち受けるアイドル（偶像）。しかもあれはバーチャルアイドルですから。 zh 是不是很棒？那种感觉。文明发展过度就会变成这样，正在进行一种明显的反乌托邦化。等待着主人公们的是Idol（偶像）。而且那可是虚拟偶像。 char —— ja {{color:green|え？ 実体はあるんですよね。 }} zh {{color:green|咦？不是有实体吗？}} char ZUN ja 偶像に実体があるかどうかは微妙ですが、言ってしまえばフィギュアですよね。埴輪って不思議ですよね、なぜみんな作ったんだろうかって。考古学では困ったらすぐ信仰のせいにしちゃいますけど、今の人間の道徳観とかで考えると違うんじゃないか、なんてことをずっと考えてね。僕としては、単純に作りたかったんじゃないかと思うんです。最初は違ったかもですが、だんだん作ること自体が楽しくなってきて、バリエーションも増えちゃった。作る欲求を満たすためだったんじゃないかな。土偶とかもね。そういうすごいクリエイターがいたんじゃないかなあ。 zh 说偶像有没有实体比较微妙，要说的话更应该是手办。埴轮真是奇妙，让人去想为什么古人会去制作那些。在考古学里只要遇事不决就会归纳到信仰上，但我一直觉得，用现在人类的道德观念来思考是不是有点不太合适。对我来说，他们可能就是想制作而已。最初可能另有目的，但人们渐渐开始觉得制作这个过程有趣，所以有了多种多样的形态。可能就是为了满足制作的欲望而已。土偶之类的也是。说不定古代有这方面的很厉害的创作家。 char —— ja {{color:green|６面は古墳の中に突入するわけですが。}} zh {{color:green|6面则冲进了古坟里。}} char ZUN ja 世界遺産になった古墳も誰の古墳かわからないですけどね。謎めいてるのはいいです。鍵穴っぽいデザインもいいし、世界遺産になったのに調査できないのもいい。古墳の中のイメージはいろいろあったんだけど、最終的には作りやすい方向で落ち着きました。単純に、ちゃんと作ろうとするとコスト高になりすぎて。もうちょっと普通に洞窟っぽいのを再現しようとするとコスト高になるし、「自然豊か」っていう設定を引き継いでジャングルっぽい中身にするのもコストがかかっちゃう。自然物は作るのに苦労するんです。それに比べて機械類はすぐに出来ちゃいますから。 zh 成为了世界遗产的古坟也不知道是谁的古坟。充满谜团的事情是好的。这种钥匙孔形状的设计很棒，成为了世界遗产却不能进行调查这件事情也很棒。古坟内部的样子我有过很多想法，最终选择了比较易于制作的方案。单纯只是如果想好好制作，费用就会变得过高。如果想更加再现一下普通的洞窟的感觉费用就会变高，而继承“绿意盎然”这个设定将里面设计成原始森林也需要一笔支出。自然景观制作起来是很麻烦的。相比之下机械之类的很快就能完成。 char —— ja {{color:green|そういえば逃げるのも新しいですね。}} zh {{color:green|这么一说逃跑这个形式也很新颖。}} char ZUN ja あれは今みたいな背景になったので、入れてみた演出です。演出面での驚かせ方で言うと、地獄らしい地獄から物悲しい都会に行って、自然豊かな場所に行きたかったんです。そうすると「極楽に居るラスボス」という絵的にとても面白いものが出来上がったはずだったんですが、さっき言ったようにコストがかかり過ぎちゃうし、ストーリーもちょっと変わってきちゃう。今回は狭くてＳＦっぽい感じの中身になったから、逃げた。逃げたというか、外に誘い出したというのが正しいんだけどね。 zh 那个是在决定使用现在这样的背景之后，新加入的演出效果。为了让演出带给人意外，我想让玩家从不能再地狱的地狱前往凄凉的城市，再让玩家去绿意盎然的地方。这样一来，就能诞生“身处极乐的最终BOSS”这种想象起来非常有意思的画面，但就像刚才说的费用会变得过高，故事也会稍有变化。这次因为内容变得有些狭窄并且有种科幻的感觉，所以选择了逃跑。与其说是逃跑，不如说是引到外面去。 char —— ja {{color:green|「土と水で作り変えてやろうか」はなかなかコワいセリフです。 }} zh {{color:green|“把你用土与水重塑”是句相当可怕的台词。}} char ZUN ja そのほうが死ななくていいっていう意味ですからね。不老不死にしてあげるよ、と同じです。でも今の世界で言うと病気になるような身体を捨ててサイボーグ化していこうというのがトレンドになっていきますから、ラスボスもそういう発想なんです。 zh 其中的意思是那样你就不会死了。相当于是，让你不老不死。就连现在的世界人们也开始倾向于抛弃病体成为改造人，最终BOSS也是这种想法。 char —— ja {{color:green|袿姫を喚んだ人間霊的にはどう思ってるんでしょう。}} zh {{color:green|召唤了袿姬的人类灵又是怎么想的呢。}} char ZUN ja そこは一切出てこないからね。あの世界で人間霊は、ただの「素材」でしかない。みんなはその素材を奪い合ってる。袿姫も素材としか思ってない。そうしている理由は、あの世界では人間がそうなりたいんです。よりよい社会の歯車になりたかっただけ、というか。 zh 这方面在作品中并没有描述。在那个世界里，人类灵不过只是“素材”而已。大家都在争夺这种素材。袿姬也觉得只是素材。其中的理由，是在那个世界里人类就想成为这样。可以说，只是想进一步成为理想的社会的齿轮。 char —— ja {{color:green|信仰して喚んだ時はそこまでではなかったのでは？ }} zh {{color:green|当他们还在信仰并且召唤袿姬的时候应该不至于如此吧？}} char ZUN ja そうかもしれないし、僕の中ではＡＩとかと同じように「この世界を支配するために作ったモノに、結果的に自分も支配されてしまう」というやつなんです。たとえば、今だと自分が体調が悪いときにすぐネット検索で調べて対応を取るじゃないですか。でもそれがエスカレートすると、体調の良しあしを判断するのは自分じゃなくなってくるんです。「あなたの今の体調はこうだから、こうしなさい」ってＡＩが言ってきたら、自分の感覚じゃなくてＡＩの指示を信じるようになる。それがこのゲームで出てくるような、人間霊が支配されている世界。それをおかしいって言ってくる動物霊たちが周りにいる。 zh 可能是那样，但在我心中这就和AI之类的一样是“为了支配这个世界而制作出来的东西，反倒也将自己支配”这种套路。比如说，如今一旦感觉自己身体不舒服就会立刻上网查找解决方案。但一旦这种事情走向极端，判断身体状况的就不再是自己了。如果AI说“你现在的身体状况是这样，请这样做”，那就会不再相信自己的感官而是相信AI的指示。这就是在这个游戏里出现的，人类灵被支配的世界。周围有很多觉得这种情况异常的动物灵。 char —— ja {{color:green|どっちを選んでもダメじゃないですか。}} zh {{color:green|这不是选哪个都不行吗。}} char ZUN ja ほとんどの人は、ますます自分の感覚よりもビッグデータを取るようになりますよ。このゲームを遊んで面白いかどうかすら、コンピューターにゆだねるようになります。そっちのほうが信じるようになりますよね。今は周囲の人の反応を先に見るっていう人たちも多いかもしれないけれど、それすら変わっていく。もしくはもっとパーソナライズ化された提案をされるようになってくる。ゲームの世界では、そういう部分が極端に進んだディストピアです。ディストピアもいろいろな終わった世界観がありますが、こういうのもあるよと。社畜化された畜生たちもひとつのディストピアだし、ＡＩに支配されているのもディストピアで、そのディストピア同士が戦っている世界（笑）。 zh 大多数人，比起自己的感官都会选择相信大数据。玩了这个游戏之后觉得好玩与否，都会依赖于电脑。觉得那样更令人信服。现在很多人遇到什么事都会先看周围的人的反应，今后可能就连这点都会发生变化。电脑说不定会给出更加个人化的提案。游戏中的世界，就是这方面极端发展的反乌托邦。说到反乌托邦也有很多种无法救赎的世界观，这种也是其一。被社畜化的畜生们是一种反乌托邦，被AI支配也是反乌托邦，这是个反乌托邦之间在战争的世界（笑）。 char —— ja {{color:green|終わりに終わってる（笑）。}} zh {{color:green|没有救赎的世界末日（笑）。}} char ZUN ja それこそが畜生なんじゃないかと。弱肉強食ってそういう事だと思うんです。単に食う食われるっていうことじゃなくて。一切心休まることは無いです。何処に転んでも地獄。そんなわけで、やっぱり今回は地獄的なお話です。 zh 我觉得这才是畜生。我觉得弱肉强食就是这样的。并不只是说吃和被吃的关系。心灵绝对不会得到安息。不管走到哪里都是地狱。总之，这次还是非常地狱的故事。 ja 音楽について zh 关于音乐 char —— ja {{color:green|本作の音楽面についておうかがいしようかと思うのですが。}} zh {{color:green|我想问一问本作的音乐方面。}} char ZUN ja まあ全体的にはロック調だと思います。なかなか格好よく作れたんじゃないかと。 zh 整体上还算是摇滚风格。我觉得完成得比较帅气。 char —— ja {{color:green|ラスボス戦で「いつものフレーズ」が流れてくるので、すごくハッとしますよね。ようやく安心できるフレーズに触れられた、みたいな。}} zh {{color:green|在最终BOSS战会传来“一如既往的乐句”，让人有种眼前一亮的感觉。终于遇到令人安心的乐句了，这种感觉。}} char ZUN ja タイトル画面の曲でも一応分かりづらく仕込んでるんですが、まあよく入れちゃうんですよね。 zh 标题画面曲里虽然不是很明显但我也放进去了，我总是情不自禁地想放进去。 char —— ja {{color:green|お気に入りを挙げるとしたら？ }} zh {{color:green|这些音乐中要说最喜欢的是？}} char ZUN ja 結構それぞれうまく行ってるので不満は少ないですが、ラスボスは良くできたかなって。ちゃんと王道で作れた。格好いいメロディとか、切ない部分とか、普通に遊んでいくといいタイミングでフレーズが切り替わるようにできてると思います。ほかも気に入っているのは多いですね。４面のボスとかね。 zh 每个音乐制作起来都很顺利所以没什么不满，但我觉得最终BOSS的曲子制作得不错。非常王道。帅气的旋律、忧伤的部分等等，只要正常地玩就会在不错的时机进行切换。其他我喜欢的也很多。比如4面BOSS曲等等。 char —— ja {{color:green|緊張感というか強者感あります。}} zh {{color:green|可以说是有种紧张感或者是强者的感觉。}} char ZUN ja なんだろう、そんなにテンポも早くないしメロディもそうじゃない筈なのに、妙に早く感じる。ちょっと詰まるようにできてるんですよね。ピコピコ感がありながら、急に焦るような感じを目指して作ってるので、そこが楽しくて好きです。 zh 怎么说呢，明明节奏没那么快旋律也不怎么快，却有种很快的感觉。有种紧逼的感觉。我制作这个音乐时想让它有种传统游戏音乐的感觉，又能让人突然感到焦急，听起来就很欢乐，我很喜欢。 char —— ja {{color:green|そういえばEX STAGEについても。また組長が出ました。}} zh {{color:green|说起来还有EX STAGE。又有组长出现了。}} char ZUN ja 吉弔が搦手なのに対して、直球なキャラですよね。オオカミ霊のボスだし攻撃力が高いほうがいいだろうみたいな感じにして。オオワシ霊はボスも出ないし、ほかの組織から弱いってディスられちゃうけど、黄昏フロンティアさんと作ってる新作でお話のメインになってくるから、楽しみにしててもらえればと思います。 zh 比起吉吊这种邪道角色，那边是更加直白的角色。我觉得既然是野狼灵的头目那还是攻击力高一点比较好。大鹫灵的头目没有在作品中登场，也被其他组织嘲讽说很弱，但她会在我与黄昏边境制作的新作中成为故事的核心，还请大家多多期待。 ==注释== <references/> [[分类:东方外来韦编]][[分类:采访]][[分类:ZUN]]
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